fight*girl
「んんー…」
カーテンから零れる涙が眩しい。
眉間に皺を寄せながら目を開けた。
「ゆ、う…?」
ベッドの上には私しかいなくて、眠たい目を開けて体を起こす。
そしてのろのろとベッドから降りて、リビングに向かった。
「あ、」
扉を開けると優羽はテレビを見ながらコーヒーを飲んでいて。
そして私に気付き、一瞬こっちを見て再びテレビに視線を戻した。
「おはよ…」
「おそよう」
「何よ、おそようって」
「昼過ぎやぞ、今」
時計を見ると確かに昼過ぎ。
…寝過ぎた?
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