fight*girl
とりあえず洗面所に行って顔を洗う。
鏡に映る私の目は腫れていない。
その事に一安心しながら再びリビングに戻った。
「なぁ、あい」
「ん?」
優羽の隣に腰掛けながら返事をする。
勝手にコーヒーを飲むとブラックで、口の中に苦い味が広がった。
…優羽大人やなぁ。
「俺今から天界に行かなあかんねんか、」
「え?」
「だから留守番出来る?」
「う、うん」
コーヒーを持つ手が震える。
だって優羽が行ってしまったら、
「気をつけて行ってな」
もう、さようなら。
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