fight*girl
「え…?」
そう呟いたときには既に押し倒された後で。
目の前に広がるのは私を見下ろしている綺羅。
「ちょっ…!!!どいて!!!」
「あいが悪いんだよ、他の男を考えるから」
「でもっ!!!」
「でもじゃない」
ちりんちりん、と鈴が鳴る。
見下す綺羅の目はとても冷たい。
「…記憶を戻してからしようとしたけど、やめた」
「やっ…!!!」
「今ここで犯してあげる」
瞬間、綺羅の手から黒い光が。
…その光は知っている、昔の私が優羽を縛ったもの。
そして同じように光は輪になり、頭上のベッドと両手首を結び付けた。
「好きな男を想いながら、俺にヤられな」
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