fight*girl
「簡単な事だよ」
「え…?」
思っていたことの答えが帰ってきて驚く。
簡単って、なんで?
「もう天界も人間界も襲わないし」
「…………」
「だから何も気にせずここで暮らせばいいだけじゃん」
確かに私がここにいる限り、もう被害はなくなる。
形式状に言えば、私は家族の元に帰ってきただけ。
現実を、受け止めなければいけない。
「俺もなるべく期待に答えるから」
「……………」
「一緒にいよ、忘れるまで皆待つからさ」
優羽から離れたときで、もう決まっていた。
だから、私は
「ゆ、う…」
心から優羽を忘れるんだ。
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