fight*girl





何も出来なくて悔しくなる。


…でも慣れなきゃ。


生きていくのにはそうしなければいけない。


けれどこれが普通になったら、







私は私で無くなっちゃう…。







「ねぇ、欲しいものとかないの?」


「欲しいもの…?」


「なんでもあるよ、街に行こ?」





再び腕を引かれ、街へと目指す。


別に何も欲しくない…。





「ひいぃ…!!!」





街に着くと、ある意味地獄。


不気味なものが売ってたり、グロテスクなものがあったり。


そして街の皆は足をついて頭を下げている。






「みんな敬礼してる…」


「そりゃ俺達この世界の最高地位だからね」





そんなに凄い存在なんや…。


知らなかった。





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