fight*girl
「あい…お前、」
明らかに動揺し、私の腕を掴む腕から力が抜ける。
だって事実。
本当の事。
「優羽、知らんと思ってたやろ?」
「何処で、そんな…」
「魔神に戻ったんやで?知らんわけないやん」
嘘。
本当は優羽の傍にいる時に知った。
…でもそれを知ったら、優羽は傷付く。
「お前は魔神ちゃうやろ…!!!」
「じゃあこれを見ぃや!!!」
バッと入れ墨を見せる。
そう、これは魔神の証。
魔界の最高地位にしか浮かばないもの。
そして、
「似合うやろ?この羽」
悪魔の翼…―。
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