fight*girl
「めっちゃ心配してんで?突然居なくなるから…」
いや、でも本間に。
魂抜けるか思うぐらいに心配した。
「…?」
さっきからなにも言わないあいに気付き、顔を覗く。
そしたら涙をボロボロ流して泣いていて、
…やっぱりなんかされたんか?
こんなに泣くくらいに、酷いことを。
あ、もしかしたら怪我してんのかもしれへん!!!
そう聞いても首を横に振るだけで、とりあえず怪我はないので安心する。
そして再び抱き締め直し、溜め息をついた。
「とりあえず天界に行くぞ、みんな心配してるから」
その言葉に体をビクッと強ばらせる。
そしてその瞬間、俺の腕から逃れ冷たく言い放たれた。
「行かない」
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