fight*girl
「櫂莉ぃぃい!!!!!」
綺羅から手を離し、櫂莉の上に乗って胸倉を掴む。
それでも櫂莉は未だ私を見下しながらソファーに座り、頬杖を着いている。
「最低…!!!」
「お褒めの言葉どうも」
「最低!!!!」
ドコッ…!!!
鈍い音が部屋中に響き、チリン、と鈴が鳴る。
目の前の櫂莉は頬が赤くなり、口から血が垂れていた。
それでも彼の不敵な笑みは消えてくれない。
「…どんな気持ちで別れたと思ってんねん」
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