fight*girl
「は…?」
神の言葉に思わずタバコの灰を落とす。
…それはどういう意味だ?
心だけで留めて、生きて行けって事か?
「ふざけんなって」
「ふざけてないわ、じゃあ貴方に何が出来るの?」
「っ…!!!」
「昔に戻っただけ、前に進みなさい」
「じゃああいつをずっと魔界にいさせる気か?!」
部屋中に響くくらいに叫び倒す。
わかってる、俺はさっきから矛盾している事を。
何も出来ないと思ったり、神から言われてキレたり。
「一人であそこに…!!!」
「わかっているわよ!!!お互いの為にはそうするしかないの!!!」
「っ…!!!」
「彼等は始めから彼女が目的だったのよ…だからキメラなんか…」
ぽと、と神の瞳から涙が落ちる。
それを見ていられなくて俺は顔を逸らした。
「…すまない」
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