fight*girl
背後にはキメラと戦っている天使達。
血が辺りを染めていて、どちらの血かわからない。
痛みに嘆くもの、全身が血で染まっているもの。
「あいつを返してもらうからな…!!!」
「それは駄目、俺らの可愛い猫なんだから」
だから違うっつってんだろ!!!
手を広げ、手のひらサイズの光の玉を生み出す。
それを綺羅の顔に向かって当てようとしたが、向こうも同じで。
ヴヴヴヴ…!!!
「さすが天界一の戦士だね、強いな」
「その言葉そっくり返すわ」
白と黒の光が混じり合う。
その向こうで綺羅は笑っていて、俺はそれを見下した。
まるで、光と闇。
.