fight*girl





王宮の壁に激突する寸前に聞こえた懐かしい声。

視界に入った彼の腕は私の体を引き寄せる。




ザザザ…!!!




間一髪壁には当たらず、私は彼の腕の中。

見えたのは地面で、私は彼によって守られた。







「優羽…」







見上げれば明るい髪、整った顔。

痛さを我慢し、優しく見えた笑顔。




私は戻ってきたよ。





「お前は本間、アホやな」







強く抱き締められた。









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