fight*girl





「俺が気を失ってなかったら助けられたのに!!!」




泣きじゃくる綺羅は櫂莉の心臓に手を当てる。

気を失わせたんうちやわ、ごめんな。




「いい…愛莉に殺されたなら本望だ」




そう言って櫂莉は目を閉じる。



そして、






「また会おう」








息は、止まった。








「魔王!!!ねぇ、魔王!!!」






動かない櫂莉の体を揺さぶる綺羅、隣に座っている閻魔。




次は私の番。







「ゆ、う」







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