fight*girl






そっと壁から顔を出して小さな道を見る。



しかし道には何もおらず、静けさだけが目に入った。





―…いない。





左右見てみるが何もない道が続いているだけ。





「…気のせいやったんかな?」





独り言を呟いて、体ごと道に出ようとする。









ペタ…





ペタペタ…








音がして隣を無意識に見る。





しかし何もない。





ペタペタ…





ペタペタ…






目線を上に変えた時に見えたモノ。







「キメラ…」








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