fight*girl
「ゆーう」
上半身をベッドに預けたまま寝ている優羽の髪に触れた。
―…柔らかいなぁ。
アッシュ系の栗色の髪は窓から入る光でキラキラしている。
なんのピアスか分からないけど、耳に何個かついてるし…。
「寝顔綺麗やなぁ…」
たまによだれを垂らしてしまってる自分と大違い。
羨ましい!!!
「うーん…」
「起きた?」
うねり声を上げるけれど起きる気配はない。
まぁいいや、とベッドから起き上がろうした。
「…あい」
「はい?」
名前を呼ばれて振り向くけれど未だに優羽は寝たまま。
―…寝言?
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