fight*girl
顔を上げると栄子は般若の顔から清々しい顔に変わっていて、
にっこり微笑みながら私の背中を叩いた。
「あんたいつの間にこんな男前捕まえたんよ!!」
「いたっ!!!いや、その…痛いっ!!」
バシッバシッと叩かれながら必死に抗議する。
…痛いっす。
私今は人間なんですからね!!!!
「優羽くんやっけ?」
「おぉ」
「一緒にケーキ食べよっ」
「ケーキ?」
「いいから早く」
「えっ!!あのっ!!!」
ケーキを持って、優羽を引き連れながら二人はリビングに向かってしまった。
結局私も紅茶を持って急いでリビングに向かった。
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