fight*girl







「ただいまー」




玄関を大袈裟に開けてリビングに向かう。


テレビを見ていた優羽が私に気付いたので、にっこり微笑んだ。





「ごめん、遅くなった」


「…なにこれ」





袋から取り出したのはぐちゃぐちゃの晩御飯。


パックからも少しはみ出ている。





「テンション上がって振り回しちゃった!!!」


「はぁ?!」


「ごめんってばー!!!あ、お風呂入ってくる!!!」


「……………」





足早に部屋に向かって下着を持って浴室に入る。




…上手く笑えた、かな?





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