Another☆Story
あたしは、おそるおそるといったように由宇に近づいた。
規則正しく呼吸をしている由宇を見下ろす。
相変わらず、憎たらしいほどかっこいい顔をしている。
そっとしゃがんで、間近で見つめた。
頬をツンツンしてみる。それでも変わらず眠りについている。
髪の毛をサワサワしてみる。ものすごくサラサラな髪。
男のくせにいい髪しやがって。
そうやっているうちにあたしまで眠くなってきて、いつの間にか再び眠りについていた。