Another☆Story
………ブッ…!
あたし、
もしかして、寝言ただ漏れ…!?
でも、由宇があたしのこと嫌いにならないでくれてよかった。
………やっぱり、なんだかんだ言って由宇は優しい。
何故か、今由宇は夕御飯を作っている。
扉の向こうからジュージュー聞こえるから、それなりに料理ができるんだろう。
でもちょっぴり寂しくなって、撫でられた頭をそっと触る。
もうすぐ新学期。
由宇と出会って半年が経つ。
半年前は、こんなに由宇のことを好きになるなんて思ってもみなかった。