Another☆Story
「うゎーん…!
由宇のばかーー」
「…なんでだよ」
なんでこんなに好きなんだろう。
ばか由宇。
あたしにこんなに悩ませて。
でも。
好きだぁーーー!
おもいっきり腕を広げて由宇に抱きついた。
「だから、何なんだよ」
面倒臭そうに呟きながら、優しく受けとめてくれて、二人でベッドに倒れこんだ。
今日は泣いてばっかり。
でも、それは全て由宇が好きだから。
「…由宇…?」
「なに」
「……好き」
「あ?」
「…大好き!!」
そう言うと、由宇はとびきり甘いキスをしてくれた。