Another☆Story
楽しいことって……?
ベッドで何ができるのだろう。
一緒に寝る?
…も、もしかして…!?
「な、何するの…?」
ピシッと体を固くして由宇を見上げると怪しく笑う。
「何がいい?」
何がいいって……。
危ないことはやだ。
例えば…、あ、あれとか?
あたしはそこまで考えて顔を真っ赤にした。
「なんだ、奈央子。いやらしいこと考えて」
「そ、そんなこと考えてない!」
「なんならしてやろうか?」
由宇は顔を近づけてくる。
唇がくっつきそうな勢い。
あたしは慌てて、頭突きを食らわせた。
「ってえな。…またかよ」
「結構です!」