Another☆Story
「って、なんでウチにいるの!?」
あたしはいまだにパジャマの格好で由宇に詰め寄る。
「せっかくの休日だから、奈央子の家に泊まろうかと思って」
「と、泊まる!?」
「あぁ、泊まる」
「布団とかないよ?」
「一緒に寝る」
そこまで言われて、あたしは再びボンッと赤くなった。
「何、お前…」
由宇はクスリと笑ってあたしを覗き込む。
「み、見ないでよ!」
あたしは恥ずかしくて顔を背けようとしたが、アイツが顎を掴んだ。
「…あんま可愛いことすんな」
「……っ!?」
そして、チュッとキスをした。