この愛をきみに



俺は七歳の頃、父親を亡くした。


昔から父親っ子だった

俺には、かなりの苦痛だった。


『父さん!ずっと一緒なっ!!』



―約束したのに、いってしまった。



それから俺は

“永遠”を信じなくなった。


結局、人は人を残して

去って行ってしまう。

それならばいっそのこと

永遠なんて願わなければいい。


そう思ったんだ―…



だから俺は、




永遠なんて信じない




< 11 / 14 >

この作品をシェア

pagetop