この愛をきみに


「颯真ー!行くでっ!!」


同じクラスの岡崎泰司(Taizi Okazaki)が

俺の席に近づいて来た。


泰司とは、部活が同じなのだ。

クラスが同じだけあり、今では

優斗の次に仲が良い。


「毎日よくやるな。」


優斗が笑いながら呟いた。

俺はサッカー部で、優斗はバイトをしている。

「毎日の繰り返しがいいんだよね!」

そんな俺達の間に、陽菜が割り込んで来た。


「あかん時はほんまあかんけどな!」


泰司が笑いながら言い放った。



大阪出身で、金髪とあってか

泰司に近づく人は少なかった。


しかし、俺は泰司に近づいた。

関西弁に興味が沸いたからだ。

それからすぐに打ち解け、今では

お互いに必要とする存在となった。
< 5 / 14 >

この作品をシェア

pagetop