この愛をきみに
「颯真ー!行くでっ!!」
同じクラスの岡崎泰司(Taizi Okazaki)が
俺の席に近づいて来た。
泰司とは、部活が同じなのだ。
クラスが同じだけあり、今では
優斗の次に仲が良い。
「毎日よくやるな。」
優斗が笑いながら呟いた。
俺はサッカー部で、優斗はバイトをしている。
「毎日の繰り返しがいいんだよね!」
そんな俺達の間に、陽菜が割り込んで来た。
「あかん時はほんまあかんけどな!」
泰司が笑いながら言い放った。
大阪出身で、金髪とあってか
泰司に近づく人は少なかった。
しかし、俺は泰司に近づいた。
関西弁に興味が沸いたからだ。
それからすぐに打ち解け、今では
お互いに必要とする存在となった。