女子DEATHヒーロー
あたしが呆れていると、紗梨が那奈の後ろからひょっこり顔を出した。
「……絢灯が行くのやめちゃったりとか、学校辞めたらイヤだったから」
「なんで辞めるの」
紗梨行くから辞めるって……普通友達と同じになったら嬉しくない?……まぁ、嬉しいかな、多分。
「だって……私が入れば絢灯入らなくていいでしょ?学校的に」
……あ、そっか!央太の道連れは一人で良いはずだもんね。
「それに、入学早々に会ったら絢灯辞めちゃいそうだったし」
この知恵が働いてたら確実に辞めて他の学校行ってた……か?
拓兄からは逃れられない気はする!
それに、正直編入とかめんどい。
「別にやめないし。紗梨がいてよかった」
「絢灯……!」
那奈の後ろから完全に出た紗梨は、キラキラした目であたしを見て近付いてくる。
……かかった。
「で、拓兄たちに何もらったの?」
抱きつこうとした紗梨に言った。紗梨は止まると、また那奈の後ろに行こうとしたけど……逃がさない。
紗梨の腕を掴んだ。
「ナンノコトカナァ」
「白々しい!」
あたしは素早く紗梨の後ろに回ると、スリッパで頭をスパーンと殴った。
欲のためなら何でもするあたしの友達です。
「あ、絢灯ちゃん!?」
那奈が驚きと心配の混ざった表情で言った。
「那奈、気にしないで!これは愛の鞭だから」
今のあたしの笑顔決まった。
「……絢灯が行くのやめちゃったりとか、学校辞めたらイヤだったから」
「なんで辞めるの」
紗梨行くから辞めるって……普通友達と同じになったら嬉しくない?……まぁ、嬉しいかな、多分。
「だって……私が入れば絢灯入らなくていいでしょ?学校的に」
……あ、そっか!央太の道連れは一人で良いはずだもんね。
「それに、入学早々に会ったら絢灯辞めちゃいそうだったし」
この知恵が働いてたら確実に辞めて他の学校行ってた……か?
拓兄からは逃れられない気はする!
それに、正直編入とかめんどい。
「別にやめないし。紗梨がいてよかった」
「絢灯……!」
那奈の後ろから完全に出た紗梨は、キラキラした目であたしを見て近付いてくる。
……かかった。
「で、拓兄たちに何もらったの?」
抱きつこうとした紗梨に言った。紗梨は止まると、また那奈の後ろに行こうとしたけど……逃がさない。
紗梨の腕を掴んだ。
「ナンノコトカナァ」
「白々しい!」
あたしは素早く紗梨の後ろに回ると、スリッパで頭をスパーンと殴った。
欲のためなら何でもするあたしの友達です。
「あ、絢灯ちゃん!?」
那奈が驚きと心配の混ざった表情で言った。
「那奈、気にしないで!これは愛の鞭だから」
今のあたしの笑顔決まった。