女子DEATHヒーロー
燿兄も厄介だけど、それ以上に厄介なのが未だに何も言ってこないのが恐い。
さっきから超睨んできてるんだけどね(泣)
眼で殺されそう。
「拓登……今機嫌悪いから」
あたしが拓兄をチラッと見ると、燿兄が耳もとで言った。
太陽みたいな笑顔で言わないで!
燿兄は優しいとこもある。怪我をして家に帰ると、人を笑顔で罵倒しながら手当てしてくれる。
ははは……優しいお兄ちゃんだよね!
まぁね、あたしが本気で悩んでたら耀兄は話をちゃんと聞いてくれるんだけどね。
あたし、ちょっとだけ現実逃避してる。いつ拓兄に……。
「絢」
キター!不機嫌魔王の一声。
あたしが燿兄を盾にして拓兄を見ると、煙草を下に落として立ち上がった。
ポイ捨てはんたーい。
いつもなら言うけど、機嫌が最大に悪い拓兄には言えない。
拓兄はイライラしたように煙草を踏むと、近付いて来た。
あたし……80パーセントの確率で死ぬ☆
「さっき言ったこともう一回言え……しっかり頭を土につけてな」
燿兄があたしの前から動くと、拓兄はあたしの頭を掴んで地面に打ち付けた。
「いっ……」
これって虐待じゃないんですか?お兄様。
「ほら、言ってみろ」
ちなみに、あたしの頭の上にはお兄様の足があります。グリグリされてます。
その整った顔には多分、意地悪そうな笑みが浮かんでいる。
「や、えっとーあたしが妹だということは内密に……って痛い痛い!」
最大級のグリグリにさすがのあたしも叫ばずにはいられません。
ヤだよー(泣)
「で?」
「だから、あたしは他人……」
お兄ちゃんは足を退けると、あたしの頭を掴んで顔を上げさせた。
サングラス恐っ!目見えないから余計に恐い。
「お前痛覚が鈍くなってたもんな」
燿兄が笑いながら言う。
小さい頃からやられてれば慣れるよ……。
拓兄はその攻撃がさほどあたしにダメージがないことに気付いたらしい。
結構ダメージあるけど。
さっきから超睨んできてるんだけどね(泣)
眼で殺されそう。
「拓登……今機嫌悪いから」
あたしが拓兄をチラッと見ると、燿兄が耳もとで言った。
太陽みたいな笑顔で言わないで!
燿兄は優しいとこもある。怪我をして家に帰ると、人を笑顔で罵倒しながら手当てしてくれる。
ははは……優しいお兄ちゃんだよね!
まぁね、あたしが本気で悩んでたら耀兄は話をちゃんと聞いてくれるんだけどね。
あたし、ちょっとだけ現実逃避してる。いつ拓兄に……。
「絢」
キター!不機嫌魔王の一声。
あたしが燿兄を盾にして拓兄を見ると、煙草を下に落として立ち上がった。
ポイ捨てはんたーい。
いつもなら言うけど、機嫌が最大に悪い拓兄には言えない。
拓兄はイライラしたように煙草を踏むと、近付いて来た。
あたし……80パーセントの確率で死ぬ☆
「さっき言ったこともう一回言え……しっかり頭を土につけてな」
燿兄があたしの前から動くと、拓兄はあたしの頭を掴んで地面に打ち付けた。
「いっ……」
これって虐待じゃないんですか?お兄様。
「ほら、言ってみろ」
ちなみに、あたしの頭の上にはお兄様の足があります。グリグリされてます。
その整った顔には多分、意地悪そうな笑みが浮かんでいる。
「や、えっとーあたしが妹だということは内密に……って痛い痛い!」
最大級のグリグリにさすがのあたしも叫ばずにはいられません。
ヤだよー(泣)
「で?」
「だから、あたしは他人……」
お兄ちゃんは足を退けると、あたしの頭を掴んで顔を上げさせた。
サングラス恐っ!目見えないから余計に恐い。
「お前痛覚が鈍くなってたもんな」
燿兄が笑いながら言う。
小さい頃からやられてれば慣れるよ……。
拓兄はその攻撃がさほどあたしにダメージがないことに気付いたらしい。
結構ダメージあるけど。