女子DEATHヒーロー
あたしのクラスは1−A。なんか、もっとFとかがよかった。Aはあたしのイニシャルだけど、あたしにとってよくないアルファベット。
そんなことを考えながら誰も居ない廊下を走るあたし。
教室まで遠すぎる。
そして……迷った。
「……遅刻決定だ」
やっぱりAはアンラッキーアルファベットだ。
「あの……」
「あの二人に会ってなかったら……」
「あのー」
「そもそも央太のせい……」
「すみません!」
完全に一人の世界に入ってたあたしの肩を誰かが叩いた。
振り向くと、立っていたのは可愛い女の子。栗色の長い髪は癖毛なのか少しはねてるけど、それがいい感じで似合ってる。
身長も低くて可愛い。
「あの……迷ってしまったんですけど……」
「偶然。あた……わ、私も迷っちゃって」
素が出そうだった。危ない危ない。
「そうですか……あの、何組ですか?」
「1−Aです……。あなたは?」
「偶然ですね。私もです!」
こんな可愛い子と同じクラスかぁ……。
入学式で見た女の子たちの中でも目立つ感じに可愛い。
「どうしましょう?」
「とりあえず……先に行ってみませんか?」
正直、遅刻仲間ができて嬉しい。道を知ってたら尚よかったんだけど、贅沢言ってられないか。
そんなことを考えながら誰も居ない廊下を走るあたし。
教室まで遠すぎる。
そして……迷った。
「……遅刻決定だ」
やっぱりAはアンラッキーアルファベットだ。
「あの……」
「あの二人に会ってなかったら……」
「あのー」
「そもそも央太のせい……」
「すみません!」
完全に一人の世界に入ってたあたしの肩を誰かが叩いた。
振り向くと、立っていたのは可愛い女の子。栗色の長い髪は癖毛なのか少しはねてるけど、それがいい感じで似合ってる。
身長も低くて可愛い。
「あの……迷ってしまったんですけど……」
「偶然。あた……わ、私も迷っちゃって」
素が出そうだった。危ない危ない。
「そうですか……あの、何組ですか?」
「1−Aです……。あなたは?」
「偶然ですね。私もです!」
こんな可愛い子と同じクラスかぁ……。
入学式で見た女の子たちの中でも目立つ感じに可愛い。
「どうしましょう?」
「とりあえず……先に行ってみませんか?」
正直、遅刻仲間ができて嬉しい。道を知ってたら尚よかったんだけど、贅沢言ってられないか。