女子DEATHヒーロー
 央太から黒いオーラが出てきた……。話題変えなきゃ!今回はちょっとヤバい気がする!

「佐々木、あんた今までどこにいたの?」

 頭をさすっている佐々木に聞くと、佐々木はうーんと考え出した。
 や、考えなくてもさらっと言えばいいじゃん。

「葉月組と体育館の前で交流してた。それより、絢灯ちゃんお疲れさん♪大丈夫だった?」

 話をそらされた気がする……。まぁ、佐々木の行動に興味はないからいいや。

「なにが」

 テンションの高すぎな佐々木に呆れながら聞くと、近付いてきて肩に手を回してきた。

「ヤられなかったの?」
「は?」


 は?は?は?


 思わず佐々木の顔を見つめてしまった。バカか、あんたは?って顔で。
 なんであたしが……や、ヤられなきゃならないわけ!?

 意味分からないんですけど。

「え?ヤられたの?」
「死ね、エロ佐々木!」

 あたしは佐々木の顎に頭突きをくらわせると、離れた。痛さで座り込む佐々木。

 オーバーリアクションの神佐々木降臨。


 佐々木菌という名のエロエロ菌がうつる!
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