この手を離さない
まぁ、あれこれ考え込むとハゲそうだからやめよ(もう30歳だし)
今は帰ってから何を食べるか考えよう。
この頃牛乳とビールばかりだからな。たまには栄養をとろう。
信号待ちしてると、ふと歩道の人影に目が行った。
“あんな所にしゃがんで何 してんだ?”
容姿、格好からして女性だとすぐ分かった。
“こんな真夜中に一人でいるなんて危ないな”
と、他人事のように冷たい視線で見てたら、同じく信号待ちしてる後ろの車が大きな音のクラクションを鳴らした。
その音に慌てて車を発進しようとアクセルを踏んだ時だった。
何か黒い者が過ぎり、その後人が飛び込むように俺の目の前にやって来た。
“やばい!”
そう思った時、咄嗟にハンドルを左に切りブレーキを思い切り踏んだ。
“俺…もしかして…”
ハンドルを握ってる手が震えてる。
目の前が真っ白だった。
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今は帰ってから何を食べるか考えよう。
この頃牛乳とビールばかりだからな。たまには栄養をとろう。
信号待ちしてると、ふと歩道の人影に目が行った。
“あんな所にしゃがんで何 してんだ?”
容姿、格好からして女性だとすぐ分かった。
“こんな真夜中に一人でいるなんて危ないな”
と、他人事のように冷たい視線で見てたら、同じく信号待ちしてる後ろの車が大きな音のクラクションを鳴らした。
その音に慌てて車を発進しようとアクセルを踏んだ時だった。
何か黒い者が過ぎり、その後人が飛び込むように俺の目の前にやって来た。
“やばい!”
そう思った時、咄嗟にハンドルを左に切りブレーキを思い切り踏んだ。
“俺…もしかして…”
ハンドルを握ってる手が震えてる。
目の前が真っ白だった。
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