喋らない親友


優太が
崩れ落ちた瞬間に
俺はわかった
優太が切られたと…

優太の背中からは
大量の血が流れて

優太の服が切れ
背中が見えていた
その切られた痕は
かなり痛そうだった…

「優太…優太…」
そう問い掛けても
優太から
返事は無かった

俺は
どうする事も出来ず
ただ
優太を
切りつけた相手を
ただ殴った
殴り続けた
相手が死にかけるまで


すぐに
病院へ向かった

優太が手術室に入った

俺なりに
結果は分かってたけど
少しの奇跡を信じてた
でも結果は
残念ながらだった…


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