君の隣で
今日はGUCCIの香水に
しよう。
この前買った"ENVI ME"はお気に入り。
ガラスの棚に並んでいる香水の列からそれを選びとっていると、
――ガチャ
「あーさっぱりした」
タオルを片手に頭を拭きながら悠斗が入ってきた
綺麗なラインの鎖骨とか、髪から水滴が滴るのをみて
そこらへんの女よりよっぽど色っぽい、と思う。
「なに?俺にみとれちゃった?」
「ん?なんか色気あるなあって」
「‥襲うよ?」
ばーか。
軽く交わして準備を整え玄関をでた。