涙の音
そんな奈未に、大きくため息をつき宥める
「まず、正式な台本をもらって、そのまえに夏フェスの曲と衣装を考えてからな」
「うん!…………っ」
急に奈未が、ふらつく
「っおい、大丈夫か?疲れてるんじゃ…」
「あ、うん大丈夫!」
そういうと頭を押さえて歩き出す。
「無理…するなよ」
少し不安になって声をかける。
「うん大丈夫!はしゃぎすぎたんだよ」
そう言うともう一度台本を眺めて、騒ぎだす。奈未にとっては、嬉しい事。
それは、誰よりも知っている。
路上ライヴをやっている奈未に声をかけたのは僕。
奈未は、ギターも何も持たずアカペラでその何一つかけていない歌声で歌を歌っていた。
それが、他の路上ライヴをやっている人たちより光って見えた。
「一緒に、音楽をやりませんか?」
なにも戸惑う事なく奈未は
「何か楽器…弾けますか?」
と、だけ質問をしてきた。
次の日待ち合わせをして、自分のギターを取りだしオリジナルの曲を弾いて聞かせた。
目を瞑って、耳をすませて聞いている。
弾き終わって横を向くとまだ、目を瞑っていた。
「まず、正式な台本をもらって、そのまえに夏フェスの曲と衣装を考えてからな」
「うん!…………っ」
急に奈未が、ふらつく
「っおい、大丈夫か?疲れてるんじゃ…」
「あ、うん大丈夫!」
そういうと頭を押さえて歩き出す。
「無理…するなよ」
少し不安になって声をかける。
「うん大丈夫!はしゃぎすぎたんだよ」
そう言うともう一度台本を眺めて、騒ぎだす。奈未にとっては、嬉しい事。
それは、誰よりも知っている。
路上ライヴをやっている奈未に声をかけたのは僕。
奈未は、ギターも何も持たずアカペラでその何一つかけていない歌声で歌を歌っていた。
それが、他の路上ライヴをやっている人たちより光って見えた。
「一緒に、音楽をやりませんか?」
なにも戸惑う事なく奈未は
「何か楽器…弾けますか?」
と、だけ質問をしてきた。
次の日待ち合わせをして、自分のギターを取りだしオリジナルの曲を弾いて聞かせた。
目を瞑って、耳をすませて聞いている。
弾き終わって横を向くとまだ、目を瞑っていた。