粉雪の降る日【完】



もしかしたら、毎年見てたのかもしれない。







来るハズのない初樹を待つ、あたしを。





空の上から、ずっと。








だから、雪の降った今年の今日、この日






初樹は改めて、お別れを伝えてくれに来てくれたのかもしれない。



ほっとけない、人だったから。


困ってる人を見たら、何よりも最優先して。


そのためなら、自分が怒られても構わない、人だったから。


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