粉雪の降る日【完】
公園に着きその真ん中に、その人はいた。







「粉雪」



「……初樹っ!」



あたしはぎゅっと、初樹に抱きつく。














「ずっと……会いたかった」



「うん。

俺も、会いたかった」



ぼろぼろと、涙が溢れてくる。















「でも、俺、もう行かないとダメだから」




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