大好きな人

皆がかっこいー!!とか彼氏にしたい!!とかざわざわ。私は、何とも思わなかった。
｢岩手慶太です。｣
｢岩手、檜垣の横に座れ。｣
｢はい。｣
｢檜垣？って誰？｣
｢おい。檜垣。手を上げろ!!｣
はあー。めんどくさい。てか、皆の目線が怖いし…
｢はーい。｣

｢よろしく｣
｢こちらこそ。よろしく｣
｢名前何て言うの？｣
｢檜垣愛菜だよ。｣
｢愛菜って読んでい？｣
馴れ馴れしいなあ。まっいっかー。
｢いーよ。｣
｢よし。俺の事は、慶太って呼んでくれ。｣
｢はい。よろしくね。慶太!!｣
｢おう。あのさあ〜…｣
慶太が話しだした。そうして、私が慶太の話を聞き私は、無邪気に笑っていた。慶太といるときだけ、素の自分が出せた。

｢愛菜!!慶太くんといー感じだったじゃん！｣
｢そんな事ないって！｣

｢愛菜!!｣
後ろを振りかえる。
｢愛菜!!俺ダチできた。｣
｢あっ！晄じゃん!!｣
そう言い、優歌が晄に抱きついた。そう、晄は、優歌の彼氏。付き合って１年たつ。
｢えー！晄…何やってんの？｣
と、慶太が驚いて聞く。
｢俺の彼女だよ。｣
｢彼女の優歌でーす｣
2人ともお似合いだ。
この日から私達は、常めんになっていた。