ピンク色の空


「座りなさい、詩」


ま、待ってよ!?
女の子じゃないの?

だって詩ちゃんってパパもママも言ってなかった!?

嘘でしょ…
勘弁してよ~



「あ、誰だよ…」

「失礼だろ。座りなさい」


あたしの前に座った、チャラい男…。

陸斗よりチャラい…

髪は明るい茶色で、いくつものピアス…
でも私服はオシャレなんだ…。

はぁ、引き受けるんじゃなかった…



< 32 / 125 >

この作品をシェア

pagetop