ピンク色の空


「佑希那~」

「…」

「何やってんだよ?」

「ああ~ちょっと!!」

陸斗がノートを持ち上げた。

「何これ。中学の…こんなん簡単すぎんだろ~」

「ちょっ…返せ!!」

届かない~

「バカにしてんの?」

「何が…?」

「この子の事。傷つくんじゃねぇ?」

「大丈夫だよ。詩はそんなに弱くない」

あたしが基礎から叩き込んでやる…。

頑張れ佑希那!!!



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