★X'mas story★


とにかく、彼女にクリスマスを一緒に過ごそうとは言えないまま、オレは今日ハッキリとフラれたわけだ。

やっぱり彼氏が大切だと言われて。

少しだけ期待してた自分に笑える。

キスぐらいで何期待しちゃってたんだか。


そんなヤケクソで飲んで遅くなった帰りだった。

偶然同じ方向へ向かうと言った、彼女。

一目惚れって言うか、酔った傷心のオレには軽く映画のようなこのシュチュエーションがヤバかった。

凍えそうな寒い夜、寒さに震える彼女をほっておくなんてコト出来なかった。



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