★X'mas story★
あたしはわざとらしいぐらい明るい声で、翔也に声をかけた。
『美沙っ!?どーした、何かあった?』
翔也が少し動揺してんのが分かって、あたしの嫉妬心は更に暴走する。
『別に、近くで買い物してたから。翔也の顔見たくなって☆』
『明日も会うのに?』
翔也の少し不思議そうな声。
さっきまで楽しそうに話してた彼女が、少し切なげな表情になったのをあたしは見逃さなかった。
『彼女は?翔也の同僚?』
翔也の腕に自分の腕を絡めながら聞いた。