少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜
ミミが王宮へやって来て2日目。
今日はお昼から少女はダンスの練習にはげんでいた。
本当は立ち振舞いの練習のところだったのだけど、朝からコレットに付き合ってもらってなんとお昼前には終わっのだ。
コレット曰く呑み込みが速いらしくて、このまま式典の後に行われる夜会で踊ることになるダンスを教えてもらうことになったのだけど。
「………いい加減にしろ!いったい何回俺の足を踏めば気がすむんだよ!?」
「ひいっ!ごめんなさい〜!」
生まれてこのかたダンスなんて踊ったことない少女は、練習相手になってくれている少年の足を踏みまくりであった。