青蝶seven
那央side

俺と、爽は繁華街に来ていた。


もちろん、紫音を探しに。


すると、そこに誰かの叫び声が聞こえた。


『喧嘩だぁー!!!!美人と男だとぉ!』


それを聞いて俺は紫音だと思った。
爽の方をみてみれば、爽も同じことを想ったらしい。

俺ら以心伝心!?

って、爽速ぇぇ!!!!!!


・・・???

野次馬共がいる場所を発見した。

そこは、異様な風陰気が漂っていた。

そこには、予想どおり紫音がい・・・た??

あれは、極道の妻なのか?

・・・紫音だよなぁ??

紫音は、相手の耳元でナニカを言った。

△※$#&○*

すると、相手は…


「ひぃぃぃ・・・」


と言っていた。なんて言われたのかも気になるが、紫音の服装・オーラが気になった。

この間みた青蝶は本物ではなかったのか??

そんなことを俺はイマサラだけれど、考ええいた。

そのオーラは・・・

なんてったって人間のようには思えない迫力だったから。


梨音と戦った時とは違うまたさらに殺意などが混ざった青蝶のオーラだった。


目からはもう表情が読み取れなくなっていた。


青い蝶も大きな蝶になっていた。それどころかちいさな白い蝶まで出て来たのだ。

もう、周りにいる人間は息もできないほどの恐怖に襲われていただろう。


しかも、今の紫音の格好は藍色の着物といった極道の世界に出てきそうな格好だったから。


髪の毛まで綺麗にされていた。


紫音は、綺麗だった。
・・・でも、普段の紫音の方が数百倍好きだ。
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