MUSIC
アイツに触れられた部分から、熱が発生したんじゃないかってくらい、さっきよりも身体が熱くなるのがわかった。




「…………(時間の問題かな??)
おら!!!
てめえら、いちゃついてねぇーでさっさと帰れ!!!
遼太郎は美依を送ってやれよ!!!」





いちゃつくって何の事……?????


てか、熱で頭まわんなくなってきた…………
考えるのも面倒くさい。





「わかった。
じゃあ、担任の先生に言っといて??!!
ほら、立てるか?」



『……大丈夫。』
あたしは、立ち上がったんだけど、周りが揺れて倒れそうになった。




けど、またアイツが支えてくれた。


「……しょうがないな(笑)
俺の背中に乗れよ?」
そう言うと、あたしに背中を向けてきた。



「ほら、さっさと乗って病人は帰るんだよ?!」


ふわっとあたしの身体が浮いて、いつの間にか真田 遼太郎におぶさってもらう形に…………




『…け、剣崎先生!?
何するんですかッ!!!!!』



「はぁ……。
病人は病人らしく、人に頼ればいいんだよ?
ほら、さっさと帰れ(笑)」


剣崎先生は、ニッと子供っぽく笑ってあたし達を保健室から押し出した。



「あっ、美依!!
帰ったら、水分めっちゃとって、寝とけよ。
あとは、脇辺りに氷でも挟んどきな(笑)
んで、遼太郎は理性を保っとけよ(笑)」




「う、五月蝿ぇええ!!!!
仕事しろよ!///」



何故だか、耳を赤くして真田 遼太郎は剣崎先生に怒鳴ってた。



















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