MUSIC
「………美依、蹴り入れようたって無駄だからな(笑)」



あたしの思考を読んでる…………


『やってみなきゃ、わからんだろ!!!』



「……あっ、やっぱり蹴ろうと思ってたのか。」






あたしは、勢いよく足を振り上げた。






しかし、その蹴りは虚しく空を切ったね。



何度なっても結果は同じ………




「諦めたら……?」
と真田 遼太郎は呆れた表情であたしを見てくる。













『…………わかったよ。
言うこと聞いたら、退いてくれるのよね?』




「もちろん♪」




『………嫌な予感はするんだけどね。
何がしたいのよ………』











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