白-しろ-
「ただ、会いたかっただけ、なの……でも…お姉ちゃん、僕のせいで………ヒック…ごめんなさい…ッ…」
死んだの?
「う、ん…ッごめんなさい…ごめんなさいッ」
「良いよ。良いから…ありがとう、よんでくれて」
本当に、ありがとう。
あっちでは、悲しむひともあまりいないだろうし。いい。
人と関わるのが、苦手だったから、あまり、友達はいない、し…
「ありがとう…朔馬」
「お姉ちゃん……」
泣き続ける朔馬の頭を、ずっと、撫で続けた。