北の森の妖精
「これ、くりのイガかしら」
キャメルは、ウーフーの足の裏に刺さっている、大きなとげのようなものを引っ張ってみました。でも、なかなか抜けません。
「おいらがやってみるよ」
ロビンも引っ張ってみますが、やっぱり抜けません。
「どうしよう…」
痛がるウーフー、泣き出しそうなキャメル。
「ルーシーが投げたイガが悪いんだ!」
ロビンは、さっきのルーシーの笑い声を思い出し、カンカンに怒っています。
「今は、ルーシーのことは関係ないでしょ!」
キャメルは、つい大声を出しました。
「つえがあれば、かんたんに治せるのに…」
ドロップもとげを抜いてみようとしますが、とげは全く抜けません。
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