北の森の妖精
その森の中で、子どもたちが遊んでいました。
うさぎのロビン、りすのキャメル、くまのウーフーです。
3匹はとても仲良し。いつも一緒にいます。

「ねえ、今日は何して遊ぶ?」
キャメルがロビンにたずねます。
「もちろん、鬼ごっこさ!」
「え~、ロビン、すぐ逃げちゃうじゃない。鬼になると、すぐに追いつかれちゃうし」
「じゃ、何して遊ぶ?」
「木登りなんて、どう?」
「キャメルは木登り得意だからいいけど、おいらは木に登れないからな」
「うん、ぼくも」
ウーフーが、ロビンの後ろから声をかけます。
「すもうだったら、得意なんだけどな」
「ウーフーは、力持ちだから、おいらたちは遠くに飛ばされちゃうよ」
「じゃ、何して遊ぶ?」
3匹は、悩みました。
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