北の森の妖精
「…決めた!」
ロビンは、長老の顔を見ました。
「おいら、人のためになる仕事がしたい!ドロップだけじゃなく、森のみんなを助けたい!そして、みんなと仲良くなりたい!」
「それは、よい心がけじゃ」
長老は、ロビンを見て、大きくうなずきました。
「じゃが、その前に、ロビンにはやらないといけないことがあるぞい」
「うん、おいらも、お手伝いする!」
そう言うと、ロビンは、パーティーの準備をしている輪の中へ入っていきました。
「あのようせいも、よい置きみやげをしてくれたの。ほう、ほう」
少し大人になった子どもたちを見て、長老は満足そうにうなずきました。
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