北の森の妖精
「長老、いる?」
ロビンが長老をたずねると、長老は少し眠そうな顔をしていました。
「ほう、ほう、ロビンか。いつも元気じゃの」
長老は、眠そうに声をかけました。
「昨日は、遅くまで調べ物をしてての、ついうたた寝をしかけたわい」
長老は、わさ、わさと音を立てながら、ロビンの近くの木へと飛び移りました。
「おまえがそんなに急いでいるということは、何か起こったんじゃな」
「そうなんだ!キャメルやウーフーと遊んでたら、ドロップが落ちてきたんだ!」
「ドロップ、とな?」
「うん、それで、ドロップの失くしたつえを探さないといけないんだ!」
長老は、はて、と首をかしげました。
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