Re:Birth 〜こども転生〜
授業は終了し、HRも終わっていたがまだ数人の生徒が残っていた。
城山マイはすでに帰っているようだった。
教室に入るとソウスケが飛んできた。
「ごめん!ヨッチャン!大丈夫だった?ゴメン、ゴメンね!」
水槽を割った時、俺にぶつかってきた子だ。
しきりに俺の包帯でぐるぐる巻きの手を気にした。
「大丈夫だよ、どうってことないよ。それにこれはソウスケのせいじゃないよ。
運命だったんだよ」
───運命?運命だって!?
「そうだよ。ヨッチャンがのろまなだけだよ」
タケシが馬鹿にした口調で口を挟んで来た。
俺のこめかみあたりで血管が1本切れる音がした。
「なんだと!?」
「なんだよ?集団下校しなきゃなんないから、お前が病院から帰ってくるまで待っててやったんだぞ。ありがたく思え」
タケシ、タケシ、ムカつくぞこのクソガキィ!