Voice ~Real Love~ 本気で好きだったのに・・・
~ Sixteen ~ 【告白】
勇希との出会いからまだ日も浅いのに
私は好き過ぎて告白する事にした
友達には
「かっくいんだぁ」
とかって軽い感じで言ってたけど
本当はもう好き過ぎて
勇希の特別な人になりたいと強く願ってた
ただのたまに会う女子高生ではなくて
彼女になりたいって思った
そして
今日は告白しよう・・・と決意をする
なのに
自分の気持ちばかり焦って・・・
肝心な勇希は
機嫌があまりよろしくない
「ぁ~もしもし?」
面倒臭そぅ・・・。
「ぁっ今日夜バイト?」
「そぉーだけど」
「終わってから会える?」
「かなり遅いけど」
「待つょ。
春馬の家にいるから」
「分ぁ~た」
ぷぅ・・・ぷぅ・・・
(切るの早っ)
私はこんな日に告白をするのか・・・
でも昔から
決めたらすぐに実行に移したくなる
そーいう時は
だいたい失敗に終わるが・・・
自分の感情だけで行動してしまう・・・
だって止められない
この気持ちを早く伝えたい・・・
私は感情を抑える事はできないくらい
勇希が好きになっていた
この告白は
この時想像もしてなかった展開になり
そしてこの告白をきっかけに
自分が思ってた
勇希と私の
距離が遙か遠くに感じる
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