二人の未来。

~山頂にて~

俺について来ないか?とか・・・

まさかね。(笑)


K君「なぁ、寂しくないか?」

私 「寂しいかも・・・。」

K君「おまえにしちゃ、珍しく素直だな。(笑)」


田舎の澄んだ空気のせいか、

星がとてもキレイに見える。


私 「あと何回この星空、一緒に見られるかね~」


デッキの手すりにもたれかかって

空を眺めていた私の体は、

K君に抱き寄せられました。


あの時のコト・・・

心の中のワダカマリが

キレイに消えたのかなぁ。


気持ちがスッキリしたせいなのか、

抵抗する気は起きませんでした。


K君「寂しくなったら呼んでくれよ。」

私 「気持ちだけ頂いておく。」


ついて来いって言わない・・・。

私の仕事のことも

理解してくれているから?

そこまで好きじゃない?

過去の気持ちだから今は違うの?

ハッキリ好きだとか

言われたわけじゃないし、

自分の気持ちはどうなんだろう?

ついて来いって言われたところで、

ついて行かないだろう。

それを分かってるから言わない?



もう深読みするのはやめよう。



キレイな星空が、よけいに悲しい・・・
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